今後予定している「営業セミナー」等で扱うかもしれない内容の一部を、アウトプットの整理で投稿します。”自己の潜在的課題や潜在的価値観の気付き”です。自己分析関連ですね。
「ミッション×アクション」=”夢”
上記は、掲げている自分のミッションに、行動量(アクション)をかけることで夢に近づくという計算式です。ただ、ミッションって自分の価値観だったり、何か世の中で課題を見出せないと定義できないですよね。
そう、全ての起点となるのは、『①何らかの課題意識』と『②その課題に立ち向かうことは自分の価値観に合うか』によってもたらされるのです。
まずやってみて考える、という理屈が何らかの環境的要因(目の前の事に追われている)で出来ない方も多いと思いますので、意識的には上記の2点が起点という意味で重要ということです。個人的には価値観(カッコよく言うとマインド的なこと)が課題意識を生むと考えているので、価値観に気付くことが先かもしれません。
上記①、②の感覚が一緒の仲間とは是非共創していきたいと思っている訳ですが、今回は、一度ゆっくりと価値観を整理したいと思っている方向けに今回はいくつかワークをご紹介します。今の自分に気付くヒントになるかもしれません。
目次
- 現在の人間関係から自分の状況・環境を知る
- キャリアストーリーから自分の潜在的価値観を知る
- バリューカードから自分の価値観の優先順位を知る
1.現在の人間関係から自分の状況・環境を知る
Google式仕事術の中で、人間関係に関する断捨離が取り上げられています。ビジネスパーソンには以下の5つの層があり、今自分がどの層の人間とよく会っていたり、最も長く身を置いている環境になっているかを再認識する上で確認してみてください。
①変革層(影響力を発揮し始めている)
↑
②実践層(実際に行動しもがいている)
↑
③変えたい層(何らかの要因で一歩踏み出せていない)
↑
④気付いた層(変えたい気持ちはあるが諦めてもいる)
↑
⑤ゆでガエル層(変革が必要なことに気付いていない)
ドライな結論ですが、③より下の人間とは極力会わないことをお薦めもされています。そして、自分が③なのであれば、②や①の人間との接点を作ることをお薦めします。人間関係を断捨離することで、自分の中にある潜在的課題や価値観が見えてくるかもしれません。
2.キャリアストーリーから自分の潜在的価値観を知る

キャリアコンサルタント養成講座で出てくる有名なカウンセリングでもあります(サビカスのナラティブカウンセリングの『キャリアストーリーインタビュー』)。自分の性格的傾向を掴むことができます。
①親族を除き、あなたが成長する過程で(6歳頃)、誰に憧れましたか?できれば3人程度挙げて下さい。またその人についてどういう人間かを”ヒューマン的”な観点で説明して下さい。※アニメなどフィクションも含んで構いませんし、同級生・クラスメートも含んで構いません。
②あなたは定期的に何か雑誌を読んだり、テレビ番組を見ますか?それはどんなものですか?その雑誌やテレビ番組のどのような所が好きですか?
③あなたのお気に入りの本または映画は何ですか?その内容を話して下さい。
④あなたのお気に入りの格言またはモットーを教えて下さい。
⑤あなたの最も幼い頃の思い出は何ですか?3歳~6歳頃の、または一番幼い頃の出来事で覚えている事に私は興味があります。できれば3つの出来事を話して下さい。それらに見出しを付けてみて下さい。
いかがでしょうか?この①~⑤で以下の事が見えてきます。無意識的に秘めている自分の性格、潜在的価値観です。
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①自己概念
→筆者回答:ドラゴンボール孫悟空、三浦カズ、、
②どんな環境で働きたいか
→筆者回答:ダウンタウンなう
③将来の自分の可能性
→筆者回答:三国志、レッドクリフ
④自分に対するアドバイス、叱咤激励
→筆者回答:正範語録、六然訓、闘わずして勝つ(孫氏兵法)
⑤人生に支配される感情、こだわり、頻繁に起こること
→筆者回答:祖父とよく遊び色んな事を教えてくれた/幼稚園での運動会のハプニング(団体の複数競技において最後一人でゴールテープを切ったw)
3.バリューカードから自分の価値観の優先順位を知る

キャリアコンサルタント養成講座でも有名なワークですが、自分で即興で価値観を言語化するのは難しいので、順不同で並べられた代表的な価値観のカードの中から上位3つを選び、その理由を語ることで価値観をブラッシュアップする方法です。
VALUE 1
他者への影響力
・他人を元気づける
・支援する
・親切心と気遣いを示す
・積極的な影響を与える
VALUE 2
権威/責任
・出世コースに乗る
・生産的である
・権限を持つ
・他人よりも優位な立場にある
VALUE 3
社会的評価
・名声を得、皆に認められる
・他者に先駆ける
・専門分野で第一人者である
・有名人や一流企業と交流がある
VALUE 4
報酬と豊かな生活
・高収入を得る
・豊かな生活を送る
・流行の衣服を身に着ける
・効果な所有物を持つ
VALUE 5
安全性/安心感
・健康を維持する
・経済的安定がある
・定職を持つ
・身体的に安全である
VALUE 6
プライベートの時間
・家族のために十分な時間を持つ
・余暇のために十分な時間を取る
・ストレスを最小限に加える
・勤務時間が一定である
VALUE 7
身体的活動
・体を使った仕事をする
・手を使って物作りをする
・動き回る仕事をする
・健康状態に十分な注意を払う
VALUE 8
協調性
・自分ひとりで決定を下さなくて良い
・チームやグループで仕事をする
・人と友好関係を維持する
・他人をリードする必要がない
VALUE 9
自立性
・一人で仕事ができる
・自分自身で決断できる
・時間と場所に柔軟性がある
・他人からの指示に従う必要がない
VALUE 10
公共性/公益性
・大義のために働く
・皆に公正であることを支持する
・社会のために役立っていると実感する
・政治的な活動する
VALUE 11
多様性
・色々な種類の業務を行う
・様々な場所で働く
・異業種の人たちと交流がある
・常に物事にチャレンジする
VALUE 12
個性の発揮
・興味のあること(楽しいこと)を行う
・スキルと能力を発揮する
・知識を習得する
・自分自身に対して正直である
VALUE 13
美的追求
・美しいものに囲まれる
・創造性を発揮する
・美しいものを創造する
・文化的環境を求める
VALUE 14
秩序/完璧性
・秩序を作り出す
・計画を達成させる
・系統だった方法を作る
・仕事を系統的に整理する
VALUE 15
リスク/冒険性
・世界中を飛び回るような仕事をする
・肉体的なリスクに挑戦する
・新しいユニークな経験をする
・経済的なリスクを厭わない
Why(なぜ)で価値観を深ぼっていくというよりは、そう想うきっかけになったエピソードやざっくばらんに会話する中で出てくるその人ならではのユニークなキーワード、逆になぜか語られない領域(敢えて語るのを避けているように感じる違和感)こそが逆に本人が大切にしている価値観だったりすることもあります。
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