今回は、起業に至るまでの筆者のストーリーと共に、起業までに見つけるべきスキル・能力、準備についてお伝えします。起業方法というよりは、マインドセットや起業までの行動について、2回に渡って触れたいと思います。
何をするにも必要な「営業力」をつけておく
起業する人ってもともと野心があったと思う人が多いかもしれませんが、何か信念をもって活動し続けていくうちに、“後天的”に起業しようと思うことがほとんどなのではないでしょうか。
起業はGoalではなく、やりたいことを成し遂げる“手段”だからです。
私自身はずっと理系出身で義務教育⇒大学への階段を上がってきました。結果、大学院まで進学して、社会人になったので、アルバイト経験はあったとはいえ、社会を知り始めるスタートは早い方ではありません。
大学院まで型にはまった教育を受け、勉学やスポーツを一定のスキル以上で全て卒なくこなす生き方をしてきてしまった為、社会人になった当初、自分に何か突出したスキル・経験・特徴が足らないことがようやく気づき始めました。そして、その不足を埋めていく作業をこれから社会人経験で積んでいくものとは感じましたが、それだとこれまでの人生通り、また人並みの人間へと成長するだけなのではないかとふと感じた記憶もあります。
自分には大きく3つのビジネス的価値観がありました。
1.スピード(何か判断して、行動を起こして走り出すまでの初速)
2.他者への影響力(周囲に生産性の向上や行動のきっかけを与え、巻き込みながら事を進める)
3.常に自由度の高い行動選択肢を持っている(Goalにたどり着くまでに経由するカードを多々持っている感覚でしょうか)
この3つの価値観を就職活動前に確立していれば最初にお世話になった大手印刷会社を選ばなかった可能性もありますが(かなりお世話になったので後悔はしていません)、途中で部署異動も叶わない現実も知り、プログラマー/システムエンジニアとして最初のキャリアを築いたことの後悔は微塵にも無いですが、今後の人生でこの価値観に近い環境・状況はこの会社では難しいと割と早い段階で判断しました。
そこで考えた行動が二つです。
◎転職を決意(独立も視野に入れていたので、厳密には戦略的転職)
◎副業を開始(特に商材は気にせず、まずはtoCに対して何かセールスにトライしてみる動き)
この2つは、いずれも「営業」への転向を意識したアクションになります。その後、営業への意識を向け続ける人生に入っていく訳ですが(独自の営業論を「社長力は営業力」でまとめてあります)、この時の感情が一つきっかけになったのは間違いないです。
そして、本業は本業としてこなしながら(システムエンジニアとして)、並行して「営業」へのトライを開始していった訳です。結果、まずみるみるうちに“人脈”は増えていきました。会社内の閉じた世界だと限られている人脈が、外の世界だとこんなにもN倍なんだ、と気づくことができました。また、自分が知らない世界も全然広がっているなぁと実感しましたが、感心しているだけでは、いけません。
実際に数字を伴う結果を出せたかというと、出せてしまいました。本業の収入と同等値の結果を2年目で出せてしまったことから、「自信」を持てたことも大きいとは思います。根拠の無い自信や、先行き不明なアクションが、『確信』に変わった感覚も覚えています。
ここで何が良かったかと言うと、『自己分析』が出来たことです。今後のキャリアを定めていく中で、自分がどういう適正があり、どういう状況で結果を出しやすく、どういう状況でネガティブになるかを大方掴むこともできたように思います。
筆者の適正(当時の気づき):
・上司に喜ばれたいのではなく、顧客に直接喜ばれたい性格かもしれないこと
・対面した方々の性格・素養に合わせ、カスタマイズして関わっていく能力があるかもしれないこと
・ティーアップ、トスアップの動きが得意な性格かもしれないこと
・商品の機能売りよりも、誰から購入するか、どこから購入するか、というセールスが好きかもしれないこと(この考えは、今、オンラインサロン界隈で重要視されているかもしれません。)
※何より、一見「営業マン」のように見えない風貌が逆に武器になるのではないかと気づけたこと
さて、次回に続きますが、
今回お伝えしたかったのは、『自分の価値観』に気づくこと、そして『副業(その中でも営業にトライすべき)』、さらに『副業へのトライの中でPDCAを回し自分の適性を再認識すること』をお伝えしたかったです。
以上!
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